MBバルキリーフルアクション化指南その1

店長がワンフェスに間に合わなかったカラーバリエーションを絶賛製作中のようです。

この冬のワンダーフェスティバル2012冬にて販売した【イベント限定メタルボーイ】VF?1バトロイドバルキリーはお陰様で好評を頂きありがとうございました。
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メタルボーイシリーズとは、古今東西のロボットやヒーローをお手頃サイズのデフォルメタイプガレージキットです。
メタルボーイシリーズのもう一つの特徴としては球状の関節となっているフリーポーズ仕様です。
ユーザのお好きなポーズで固定ができるというものです。
この仕様を利用して工夫すれば可動関節を仕込むことも可能ということで、今回はこのバルキリーを使ってガレージキットの作り方の流れを簡単に説明しながら、フルアクション化するための加工工作の例を紹介していきたいと思います。
仕事の合間で工作を進めていきますので不定期連載となると思いますので気長に付き合っていただければと思います。

【基礎準備編その1】

キットを開けてみるとこのようなパーツ群になります。
メタルボーイとしては少し多めのパーツ数となっていますが、組み立てやすくユーザのアイデア次第でいろいろな事ができるスキがあるように考えられています。
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※写真は【MB】VF-1J/Aバトロイドバルキリーのパッケージ内容です。

まずはパーツの不足や破損がないかチェックしてください。
ガレージキットは素材特性や製法上、欠け/気泡/変形などが必ずといっていいほどあります。
そういう不具合部分は、ユーザ自身で直したりしていく心構えが必要だったりします。
最近の色分け済み立体パズルのようなプラモデルと比べると、このあたりが敷居が高く感じる部分かもしれませんが基本工作の積み重ねで解決できます。

今回チェックしたパーツの中では、箱の中でほかのパーツに押されてか翼パーツが反っていました。
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レジンは熱に弱かったり、柔軟性のあるやわらかめの素材のため曲がりはよくあることですので、元のまっすぐに戻す作業をします。

用意するものは80度ちょっとくらいのお湯です。
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やけどに気を付けながらパーツをしばらく湯煎します。

飴のようにとまではいきませんが、すぐにやわらかくなるので、手でグイグイと形状を整えます。
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言わずもがなですが、パーツ自身が熱くなってやわらかくなっているのでとにかくやけどには注意です。

だんだん冷めてくると元の硬さに戻ってきて形状が安定します。
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まっすぐになりました。
細いパーツや薄いパーツで曲がっている場合はこのように直していきます。

「MBバルキリーフルアクション化指南」は気長に続きます。