レヴィ製作記(塗装編)

毎週水曜日のレヴィ製作記の時間です。
前回は軸打ちとパーツ洗浄までいきましたので今回はいよいよ塗装工程に入っていきます。
それでは早速ですがしっかりと洗浄したパーツ達をこれまたしっかりと乾燥させてから下地塗装に入ります。
レジン自体には水分が浸み込むことはないので表面の水分がとれれば大丈夫です。ただティッシュなどでは絶対に拭かないでくださいね。せっかく洗浄したのにまた埃が付いてしまいますよ。どうしてもの時にはキッチンペーパーなどの埃が出にくいものを使用してください。店長は水分をエアで吹き飛ばして乾燥させてます。
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それでは下地の塗装に入っていきます。使用する下地塗料はクレオスのプライマーとそれを希釈するフィニッシャーズのピュアシンアーです。約1:1で希釈して、そこそこ強めのエア圧で吹きつきます。
全パーツの下地塗装ができたら、しっかりと乾燥させます。急ぎでなければ半日は乾燥させてます。

下地塗装が終わったらまず肌を塗っていきますが、今回は厄介なことにカラーキャスト成型なので目の白を塗ってからになります。
店長の瞳塗装では基本レジン地をいかして目の白は塗らないのが普通なので今回はちょっとイレギュラーですね。なぜ白を塗らないかはまた今度の瞳塗装の時にでも・・・それでは塗っちゃいましょう
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上の写真が白を塗った状態です。この白は精密屋のハクバホワイトを使用しています。
下の写真は乾燥後マスキングをした状態です。目のマスキングは写真の通り適当な大きさのマスキングテープを貼り、際をしっかりと押さえて目の輪郭がハッキリ見えるようにしてからデザインナイフでカットします。パーツに直接ナイフを入れるのが怖い人は、この線を鉛筆などでなぞってからカッティングマットの上などでカットして目にもどしましょう。
それでは肌の塗装に入っていきます。
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店長の肌色のつくりかた?
使用する塗料は精密屋のハクバホワイト、ムーン・イエロー、パッション・レッド、ローマン・レッド、ディープ・ブラックです。
基本ディープ・ブラックを使用することはほとんどないのですが今回レヴィの肌には極少量いれています。
まず肌色を塗るにあたって大きく二つに分類されます。
1:独自の調色や塗り方・技法で、どのキャラクターにもその肌色を使うやりかた
2:独自の調色や塗り方・技法でも個々のキャラクターの色に合わせて調色して塗るやりかた
基本どちらが、良い悪いはありません。ちなみに店長は2です。
それではまず基本になるレヴィの肌色を調色します。今回はアニメ版を参考にしています
基本になる肌色をから濃い色と明るい色を調色します(わざと暗いとは書かずに濃いと書いていることがミソです)
色が出来上がればそれを塗っていきます
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正直この写真じゃほとんどわからんね?
簡単に説明すると、まず影になる部分に濃い色を塗り光があたる部分に明るい色を塗り、基本の肌色で馴染ませていく、とまぁ?そんな感じです。一番大事なポイントは光がどこからあたっているかを想定してください。そうすれば自ずと影になる部分がわかるとおもいます。後は絵をかくように、この三色を上手に使い分けてレヴィの肌色を塗っていきます。上手いこと伝わるかどうかわかりませんが、立体塗り絵なんです。
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ほんとに写真じゃわからんな?
これでちゃんと塗り上がった状態です。
そしてここに・・・・
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クレオスの缶スプレー、Mr.スーパークリア光沢を吹き付けます。
理由は様々です。塗膜の保護やマスキングなどで吹きこぼしをした箇所の補修??(コンパウンドを使って吹きこぼしをした箇所を削るとき、間にクリアー層があることで下の塗装を守れるので)などをするためや別の塗料(エナメルやアクリル)の拭き取りを綺麗にするためなどなどです。特に顔は瞳塗装がある場合この工程は必須です。
それでは他の塗り上がった肌色パーツ達です。
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最終的にはツヤの調整をします
こんな感じで他のパーツも進めていきますが、今回はここまで!!
いいかげん書くのが疲れた・・・