模型コンテスト11アフターリポートその3

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本日はガンプラ部門の入賞作品のご紹介をさせていただきます。

ガンプラ部門優勝「ナイチンゲール」制作者:R-6さま
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バンダイのRE/100シリーズ第一弾として発売されたナイチンゲールを全身にわたり大改修した作品です。何ミリというより、何センチ(!)という単位で延長や幅増しを行っておられます。またバーニア類は金属色のアクセントを見せるため外部装甲から露出させるなど、コンテストで映えるということも考えておられます。

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何より素晴らしいのが自分で物足りない部分を思い切り改修した後に、ちぐはぐになりがちな周辺のパーツも違和感のないように改修しているところです。リアコンテナを延長しているのに全体としてはコンパクトにまとまっている点など、制作者の独自の工夫も見られ堂々のガンプラ部門優勝です。

ガンプラ部門第2位「旧ザク ガイア仕様」 制作者:ケイシロウさま
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メガサイズ1/48シャア専用ザクをガイア仕様の旧ザクに改造した作品です。パーツ構成がMGやPGなどに比べて比較的単純なメガサイズですが、プロポーションを大胆に変更した実にダイナミックな作品。制作者の年齢は12歳というのも驚愕です。

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ザクⅡと旧ザクの大きな変更点と言えば胸部と頭部。胸部は元のパーツを外しメンタムなどの離型処理をしたのち、エポパテを盛り付けプラ板なども使って作成されています。頭部ヘッドもザクⅡに存在する口元のパイプ基部を切りとばし、プラ板やパテなどで形状を変更しています。さらにフトモモをボリュームアップし、それに伴ってスカートを延長しています。また上半身のバランスをとるために左肩のショルダーアーマーを大型化しているのにも注目です。

ガンプラ部門第3位「決断の果て」 制作者:カワバタさま
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ガンダムセンチネルのクライマックスシーンであるEx-sガンダムとガンダムMk-Ⅴの最終決戦を月面のディオラマで製作した作品です。

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情景の浮遊感、疾走感もさることながらEx-sガンダムはHGUCと旧キットとのミキシング、Mk-Ⅴはドーベンウルフからのスクラッチという各機体の工作量も見どころです。左右で複数必要なパーツをレジン複製することによって作業時間を短縮しているとはいえたいへんな労作です。

ガンプラ部門同率第3位「ガンダムマークファイブ」 制作者:カメイ シンイチさま
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今回は同票で第3位が2作品ありました。なんとこちらもまさかのガンダムMk-Ⅴ!ガンプラ部門10作品中、Mk-Ⅴがカブるなんて予想だにしないことです。こちらのMk-Ⅴもベースはドーベンウルフ系列のHGUCシルヴァ・バレトですが、やはり芯にしかならないのでスクラッチで製作されています。

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注目すべきはその精度。バンダイエッジがまったく見当たらないのでパッと見、ガレージキットかと見間違えます。新規造型の部分はほとんどがプラ板工作でできていて、左右共通のパーツもひとつひとつ削りだしています。ディテールも各社メーカーのものを駆使し、精密感もじゅうぶんです。塗装・造型ともに高レベルでまとまった作品です。

以上でガンプラ部門の結果発表は終了となります。
次回はノンジャンル部門の結果発表を予定しています。もうしばらくお付き合いください。

※本日は17:00~20:00より2Fイベントスペースを貸切にしてT&A製作会が行われます。その時間は2F作業スペースはご利用いただけなくなるのでご注意ください。
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