時計じかけのオレンジ

投稿日: カテゴリー 完成

本日は社内イベントで製作したガレージキットのご紹介です。
blog161017i.jpg
blog161017h.jpg
日本では1972年に公開された映画「時計じかけのオレンジ」のガレージキットです。9月某日、ノブ店長より「これをイイ感じにフル彩色でヨロシク!」と振られたのが発端でした。
映画自体は10年以上前に一度見たきりだったので再度見直し、ネットで見られる数パターンの完成見本写真を参考に、アレンジも加えつつ制作していきました。

手を加えたところを簡単にピックアップしますと…
blog161017g.jpg
右目はレジン製の球体がゴロンと入っていたので、ドールアイに置き換えています。コトブキヤさんの上層フロアにあるアゾンさんで購入したのですが、もともとのレジン製が7ミリ球に対し、売っていたドールアイは6ミリまたは8ミリしかなかったので、今回はひと回り大きい8ミリ球を使用しています。ギョロッとしたインパクトは出たかと。
スカルフェイスなので、歯も骨も同じ色なのでしょうが、歯はシタデルカラーで頭蓋骨とは色味を変えてみました。ザラッとした感じにしています。

blog161017f.jpg
仕込み刀が入った杖。先端の髑髏は油焼きのようなものを目指して塗装しました。個人的に気に入っている部分です。経験不足だったので実現できませんでしたが、緑青も加えたかった…。

blog161017e.jpg
性的な何かを感じさせるマスクとオブジェ(笑)。劇中ではオブジェは真っ白でしたが、フォルムを強調すべくシャドーを軽く入れて、クリアホワイトとビスマスパールを混ぜたホワイトでコートしています。

blog161017d.jpg
アクリルベースはパソコン技術をもったすごい方たちに作っていただきました。本当にありがとうございます。

別アングルから。
blog161017c.jpg
blog161017b.jpg
ポイントに黄色や茶色を加えて、単調に見えるのを避けた・・・つもりです。シタデルカラーのクリアブラウンやクリアブラックなどが活躍してくれました。

blog161017a.jpg
ギリギリでしたがともかく完成してホッとしています。
もしかしたらこういうキットには塗り方のセオリーみたいなものがあるのかもしれませんが、それはまた勉強して取り入れたいと思います。