MBバルキリーフルアクション化指南その5

WF2012冬にてイベント販売された【メタルボーイ】VF-1バトロイドバルキリーを使用して、フリーポーズ仕様の【メタルボーイ】をフルアクション化するという作例を少しずつ公開しています。

【腕部編】
MBバルキリーはヒジ、手首と分割されています。
また、手首は握り手/平手の2種から選択式となっています。
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やんわりフリーポーズ仕様なので・・・
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さっくり組立てなら瞬間接着剤で固定。
しっかり組立てなら真ちゅう線で軸打ちしながら写真のように、好きな角度で固定することとなります。

それではヒジ関節の可動化から紹介していきます。
色々な方法がありますが、比較的シンプルな可動関節の仕込み方を説明します。
基本的には前回紹介したA型頭部のレーザー機関砲と同様の工作となります。

上腕ヒジの軸位置に3mmピンバイスで穴を開け、3mmポリランナーを差し込みます。
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1mm程度飛び出すようにポリランナーをカットします。
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反対側も同様の工作をします。

そして、ポリパーツを仕込んだ上腕パーツのヒジを前腕パーツに圧入します。
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今回は頭部の時と違って受け側に軸位置固定用のくぼみ穴は開けません。
ポリランナーが外側に突っ張るテンションと摩擦だけを利用して上腕と前腕を接続します。

ヒジ関節ができました。
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軸位置固定をしていないので、引き出しながらヒジ関節を曲げることができるので、より大きな角度で曲がります。

次は手首関節をどうするか考えます。
今回は関節技ボールジョイントを組み込んでみます。
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【使用パーツ:ホビーベース 関節技ボールジョイント(メカグレー)】

ジョイントパーツを組み込むイメージで並べてみました。
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ボールジョイントのオス/メス部分で手首の交換を可能にしようと思います。

手首側にボールジョイントのメス側を埋め込むのですが、かなり大きいので当然そのままでは収まりません。
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なので上手く収まるように大がかりに中グリすることになります。

ジョイントパーツを合わせてみて直径を確認します。
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油性ペンで削る部分のアタリ線を書き込みます。
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リューターで中グリしていきます。
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ちょっとずつ丁寧に円を描くように削るのがコツです。
また、削りたい形状に合わせて先端ビットを交換します。

必要径と深さの中グリができたら、中心に3mmの穴を開けます。
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ボールジョイントのメス側を埋め込むための工作が終わりました。
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ちゃんと埋め込めるか確認。
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だいたいOKのようです。

次は、手首側にボールジョイントのオス側を組み込みます。
まずはキットの仮軸を切り飛ばします。
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軸のあったところに3mmピンバイスで穴を開けてボールジョイントのオス側を差し込みます。
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キットの手首パーツ全てに同様の工作を行います。
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これで手首のボールジョイント化は完了です。
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スイング、ロールがフレキシブルにできるようになりました。

今回の工作はここまで。
ご紹介した工具やパーツはメタルボックス店頭や通販でもご購入いただけます。

「MBバルキリーフルアクション化指南」は、さらにもう少し動かせるようにするために、少しだけ工作難易度と工夫度が高くなる【上級編】として続きます。
ここまでの工作をおまとめで見たい場合は、ブログ画面右の「カテゴリー」から「Sファクトリー」を選択してください。

最近恒例の全然関係ない話ですが・・・・
世界七不思議的なものが大好きなSですが、ありますよ!日本にもモアイが!!
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場所は宮崎県日南市。宮崎市街から南に車で小一時間くらいのところです。
聞いた話によると日本のとある企業さんがイースター島のモアイが倒壊放置されているのを当局に申し入れて修復したということがあったそうです。
その時の友好の証として公式にレプリカを作るのを認めてくれたとなかんとか。

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モアイ・・・いい。