『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』

投稿日: カテゴリー 徒然

こんにちは、今年もあと約一週間ほどになって参りました。お仕事や大掃除などの家事で大忙しな方も多いことでしょう。

私も今年の総括という程では無いですが、そう言えば自分のブログはどんなことを書いていたんだろうと軽く見返してみると、趣味全開な上に偏りが激しいということに気付きました。気付きましたが、気付いていないフリをして来年もこういう風な記事を書いていこうと思いました。

さて今回は今年プレイしたゲームの中で特に面白かったゲームを一本御紹介したいと思います。「一本!? 一本で良いのかいカイジ君!? 一本じゃ足りないよねぇ!?」などと言われそうなのですが、一記事の中で何本も御紹介するのはたいへ……ではなく長くなってしまいそうなので御了承下さいませ。

では始めていきましょう。

『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』

私がプレイした機種はPS4版ですが、PS4版は去年の9月、最初に発売されたVita版は一昨年の6月、更に今年の9月にはSwitch版も発売されましたので、様々な機種でプレイ可能となっております。

ジャンルは3DダンジョンRPGで、敵との戦闘はシンボルエンカウント形式なので、世界樹の迷宮のF.O.Eがウロウロとしている状況を想像して頂ければそれが近い感じかなあと思います。想像すると恐ろしい状況ですが……。

“ルフランの地下迷宮”という名前からお分かりかもしれませんが、こちらが潜るダンジョンの存在です。物語を進めるにつれて様々な場所へと冒険することが可能になります。

さて、パッケージを見て頂ければ人物が二人写っております。きっとどちらかが魔女でかなり強く、戦闘では大活躍するのでは……と思われる方もいらっしゃることでしょうが、戦闘は基本敵に人形兵と呼ばれる存在が行います。

幾つかのアイテムを使用して、上記画像のようにキャラクターを作成し、そのキャラクターで部隊を編成していく……のですが、その部隊の編成にも様々な奥深さがあり、それがこのゲームの大きな特徴となっております。

最終的には十数名以上のキャラクターを作成、操作していくので少々大変かもしれませんが、なにぶん自分で名前から全て丁寧に作成したキャラクターなので愛着が湧きます。これは他のゲームでも経験されている方が多いとは思いますが。実際私も最初に作ったキャラクターは名前をそのままにして最後まで旅をしてもらいました。

メインのダンジョン探索も奥が深く、何処まで探索するか、何処で帰還するか、というダンジョンRPGの命題とも言える緊張感を味わえ、ハクスラ要素も満載で、レアアイテムや武器を獲得して帰還した時の喜びや、そのまた逆に全滅した時の後悔など様々な楽しみを見出せます。

そしてこのダンジョン探索の最大の特徴といえば何と言っても自由度の高い探索でしょう。

物語を進めていけばエンカウント率を若干操作する事が出来たり、なんとダンジョンの壁を破壊する事が出来るようになります。何だそれはチートじゃないか、と思われるかもしれませんが、その分危険度は増すことはありますし、使用の制限もあります。

ただその壁を壊すタイミングや壁を壊した先を探索する楽しみが増え、それまでの旅を何倍にも広げてくれます。

ほんのりネタバレになるのですが例を一つ挙げれば、最初のダンジョンの最初の通路です。勿論、その通路には一番弱い敵しか出現しないのですが、ひとたびその通路の壁を壊せば強力な敵がウヨウヨと漂っていて、その時点ではまず慈悲も無く全滅に追い込まれることでしょう。

今までこんな危ないダンジョンを自信満々に攻略していたのか、と私は思いました。壁を隔てた先は地獄だとは夢にも思わず、何だか恐怖すら感じる程でした。同時にまだこんなにこのダンジョンは広いのかとワクワクもしました。その瞬間このゲームは素晴らしい、と確信しました。基本的に難しいゲームが大好きな人間なのです。

また、このゲームのストーリーがまた素晴らしいです。本当に素晴らしいです。ほんのりと大人向けの表現やグロ描写などはありますが、きっと大丈夫でしょう(無責任)。ただ本気で苦手な方は少し情報を集めてからプレイするのも良いかもしれません。

それで何が良いのか……と説明したいのですが、そこを説明すると割とネタバレに直結してしまう可能性があるので「気になる方はプレイしてみて下さい」「この先はキミ自身の目で確かめるんだッ!」という何処かの攻略本に載っていそうな煽り文句を述べさせて頂きたいと思います。

ただ一つだけ言わせて頂きたいのは、このゲームをクリア(条件はありますが)した後には是非考察サイトなどを御覧になって頂きたいです。そしてこのゲームのトロフィ画面も御覧下さい。あまりトロフィは気にならない方も多いとは思いますが、このゲームはクリアすると基本的には完全に埋まります。

全アイテムを集めようとか全ての敵に会おうとかいう面倒な物も無く、スキップで物語をクリアしようとかいう「それ何の意味があるのんウチ田舎なのん?」という物も無いです。

なので、トロフィ画面を見て頂いて、そして考察を更にして頂きたいです。そこまでしてこのゲームを完全に楽しめたといって言いのではないか、と個人的には思っております。

涙あり、笑いあり……という少しばかり陳腐な表現になりそうですが実際その通りなので、是非プレイして確かめて欲しいです。きっと心に残る作品になると思います。

あと難易度は是非一番難しくして頂ければ個人的に大喜びです(ゲス顔)

……以上です。ちゃんと紹介になったかどうかはわかりませんが、一欠片でもこのゲームの魅力が伝わっていれば嬉しい限りです。では今回はこの辺りで。読んで頂きまして誠にありがとうございました。