『マグニフィセント・セブン』感想

投稿日: カテゴリー 徒然

こんにちは、気が付けば6月に入っておりましたね。私の近況と致しましては、最近ようやくアトリエの魔力から抜け出し『SEKIRO』の続きをプレイすることが出来たのですが、やっぱり面白いですね。

初見では「こんなボスに勝てるの?」と思っていたボスも、何度も挑戦することによって段々と慣れて、遂にはダメージもほとんど喰らわずにクリア出来るほどまでになります。人間の慣れという能力がこのゲームにおいて重要なのかもしれませんね。

さてそれは兎も角。今回は最近観た洋画の感想でも書いていきたいなと思っております。

※ネタバレも含む感想になりますのでこれから御覧になられる予定の方、ネタバレはちょっと……という方は御遠慮下さいませ!

 

 

 

ネタバレは大丈夫でしょうか。では始めます。今回観た映画はこちらです。

『マグニフィセント・セブン』

パッと見た感じで西部劇映画だということがおわかり頂けると思います。何とも男心をくすぐるようなジャケットだと思います。

この映画を初めて知ったのはレンタルコーナーで見かけた時で、その時から観たいなあとは思っていたのですがなかなか観る機会が無くてつい先日ようやく観ることが出来ました。

wikiさんによりますと『1954年の日本映画『七人の侍』を基にした1960年の西部劇映画『荒野の七人』のリメイク』ということらしいですが、残念ながら私はそのどちらも観たことが無いのでわかりません。

可能ならばそのどちらも観てから……とは思っていたのですが「まあ大丈夫だろう」という適当精神が悪戯を働きまして、この映画だけ取り敢えず観ることに。

まず最初に思ったのは映画の時間が少し長めだなあということです。130分程度なので映画としては普通くらいなのですが、此の頃アニメ映画……取り分けプリキュア映画ばかり観ていたので長く感じました。

念のため軽くこの映画のあらすじを御紹介しておくと、町を侵略した悪者をそれぞれ違う理由で集まった七人が倒す、という勧善懲悪物です。わかりやすいです。実にわかりやすいです。こういうわかりやすい構図の映画が大好きです。雰囲気も無茶苦茶良いです。西部劇の良さがふんだんに詰まっております。

最初の一人は侵略された町の住人の女性に雇われた委任執行官で、公式の紹介では賞金稼ぎとなっております。その一人が仲間を集めながら目的地へと移動するというものです。

ただ、この仲間集めは猛スピードで行われている為「え、あ、今仲間になったのか」「そう言えばこの人誰だっけ?」と七人しか居ないはずなのに思うこともありました。それぞれが戦う理由が曖昧なのも少し惜しいなあと感じました。

ただ、無駄に理由を語らないからこそ信頼できる……というよりも、ただ一緒に戦う仕事仲間、それぞれが一人でやれるという印象もあるので、そこは確かにどちらもアリかなあという感想は持ちました。

ちなみに私の好きなキャラクターはレッド・ハーベスト(戦士)です。主に弓矢とトマホークを使います。銃撃戦が多い中、弓で戦って敵を次々倒していく姿がとても印象的で格好良かったですね。

他にもナイフやそれぞれ特徴のある得意な銃があったりなど、一人一人が個性的な活躍をする作品が好きです。また機会があれば感想を書きたいとは思うのですが少しばかり似た雰囲気の『エクスペンダブルズ』も大好きです。

この映画の戦闘シーンは大きく分けて二回です。それ以外は何かと言うと、仲間集めのシーンや町の人々を襲撃に備えて鍛えていくシーン、罠を仕掛けるシーン、あとは酒場で盛り上がるシーンですね。戦闘シーンばかり観たいという方には少し退屈な時間が多いかもしれません。今まで全くの赤の他人だった七人の絆を深めるシーンでもあるので大切な場面ではあるのですが。

それで見せ所のアクションシーンですが、やはり派手です。あちこちに銃弾が飛び交い、敵味方も次々に倒れていきます。ですが、一瞬の攻防が多かったり微妙に見辛いシーンがあったりで何となく勿体無いシーンもあったなあと感じました。全体的には迫力があって良かったと思うのですが。

あとは途中から自分の得意武器が使えない状況に陥ったり弾が不足したり、あるあるな緊張感が増すシーンもあって良かったと思います。反面、最後まで得意武器を貫いて欲しかったという欲張りな精神も首をもたげております。

それから世界史などを少し詳しい人、特に人種系の知識があると更に楽しめるかもしれません。それなりに作中でその話題があります。ちなみに私はそんなに詳しくないので「へえ、そうなんだ」と某・週刊雑誌のタイトルのような感じになっておりました。

歴史系の映画もそうですが、民話や伝記系、それに神話系は知識があればもっと楽しめるなあ、と今まで色々な映画を観て思っておりましたが、残念ながら知識が増える予定は無いようです。ちなみにこの映画では主人公の戦う理由も最後の最後で明かされるのですが、そこは一応書かないでおこうと思います。

……といった感じですね。細かい所を観れば粗が見えますが、全体的に観れば王道で雰囲気もとても良い素敵な映画だったと思います。SFC作品『ライブ・ア・ライブ』(LIVE A LIVE)の西部編でも同様の系統の作品を参考にしているのか似通った部分があって個人的にかなりテンションが上がりました。やっぱり王道は良いですね。

もし興味が湧いた方は是非御覧下さいませ。それでは今回はこの辺で~。