MBバルキリーフルアクション化指南その3

WF2012冬にてイベント販売された【メタルボーイ】VF-1バトロイドバルキリーを使用して、フリーポーズ仕様の【メタルボーイ】をフルアクション化するという作例を少しずつ公開しています。

【股関節編】
基本工作は前回の肩関節編と同様の工作になります。
キット付属の関節パーツと置き換えて使用するのは、【推奨パーツ:コトブキヤ プラユニットHIPS関節(球形)】の小。
脚、腰のそれぞれに軸径と同じ3mmのピンバイスで穴を開けていきます。
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HIPS関節(球形)の球体根元部分には強度確保のために段差があります。
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股間ジョイントの納まりを良くするために腰パーツ側の入口を一段大きくします。
補助線を書き込みアタリをつけてからリューターで削ります。
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【使用工具:ウェーブ ハンディルーターMk.1-AC】

もしリューターがなくても太くしたい直径のピンバイスや彫刻刀(丸刃)など使いやすい工具で工作できれば問題ないです。
リューターは高価な工具の一つですが、使いどころを上手に見極めれば作業効率が上がります。

穴の入口のところだけ段落ちに削れました。
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左右同様の工作を終わらせて組上げて差し込み具合が左右対称かなどをチェック。
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股関節ジョイントパーツがきれいに納まっているのでOKっぽいです。

【ガンポッド編】
この工作は本来なくてもよいのですが、バルキリーに良い感じにガンポッドを持たせるための工夫工作です。
ガンポッドは右手首と一体化された1パーツ構成です。
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ストック部分を切断します。
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【使用工具:ウェーブ レザーのこ&カッティングガイドボックス】
プラモデルの改造などにも多用しますので、しっかりとした刃渡りのレザーのこは持っておくと重宝します。

デザインナイフなども駆使しつつ写真のように切断します。
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ガンポッド断面のセンター位置を確認しつつピンバイスで穴を開けます。
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2mmしんちゅう線を差し込みロール軸とします。
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これでガンポッドの工作は終了です。

この工作をしていない状態だと、ストック部分のフィンが前腕と干渉するので・・・
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写真のような角度の固定になってしまいます。
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この工作をすることでストックにロール軸ができるので、少し回転させてあげれば写真のようにまっすぐガンポッドを持たせることができるようになります。
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これで最低限の可動工作は終了です。
「やんわりフリーポーズ(固定)仕様」のメタルボーイが簡単な工作で「やんわり可動仕様」になりました。
メタルボーイが動いたらいいなぁというぼんやりとした夢が叶います。
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今回の工作はここまで。
ご紹介した工具やパーツはメタルボックス店頭や通販でもご購入いただけます。

「MBバルキリーフルアクション化指南」は、さらにもう少し動かせるようにするために、少しだけ工作難易度と工夫度が高くなる【上級編】にもちっと続きます。
ここまでの工作をおまとめで見たい場合は、ブログ画面右の「カテゴリー」から「Sファクトリー」を選択してください。